Build up your muscle!



Lesson4 “ヒップ”をきたえてゲレンデの王者に!


● 冬だ、スキーだ、誰と行く?
師走、年の瀬、クリスマス……。本格的なウィンタースポーツのシーズン到来。にもかかわらず、カドワキ訓練生は現れない。それも、まったくといっていいほど……。

フルカワ団長 “最近どうしたのかな、カドワキくん。野球編のときはすごく前向きに筋トレしてたのに……”

“宅配便でーす! ハンコお願いしまーす!”
“!”

ハンコを渡しながら、配達人の顔を見るフルカワ団長……“あああああー!”

ナント! その配達人はカドワキ訓練生!

“まじい、ここフルカワ団長のところだったの忘れてた……”
“なにしてるの? カドワキくん?”

“いやあ、あのう、ほら、ボク、マンガ原作家なんだけど、ボクが得意としているスポーツ実録マンガの題材になる野球・サッカーのシーズンが終わっちゃって、ちょっと、仕事ヒマになっちゃって、だけど、お金がちょっと必要になって、それで、お歳暮シーズンのバイトなんかはじめちゃったりで……”
“ふーん、それでトレーニングが……”
“す、すみません……”

“ま、それは人それぞれでいろんな理由があるからね。でも、このシーズンにお金がいるって、もしかして、スキーとかに関係してない?”
みるみる赤くなっていくカドワキ訓練生。

“図星か。それも詩栞ちゃんがらみみたいだね!”
“そのとおりなんです、フルカワ団長! 今年の冬は、ボク、詩栞ちゃんとスキー行けたらななんて思っていたんですけど、ウエアとかスキー板とか、中学校のときそろえたやつしかなくて、小さくなっちゃったし、古っぽくなっちゃったしで、やっぱり、ここはバイトで貯めたお金で、今流行のやつバシッて買ったほうがいいですよね!”

illust“喝ーッ!”

いつもは温厚なフルカワ団長が、このとき、フルカワ和尚に進化していた。

フルカワ和尚 “カドワキくん、この世は諸行無常……”
カドワキ訓練生 “はあ……(全然わかっていない)”

“たしかに、ウエアとかの外見は大切かもしれません。とはいえ、それさえも、内面がきたえられることで輝きを増していくというもの”
“内面って?”
“もちろん、筋肉! ずばり、『裏』の筋肉なのです!”

●

“裏”の筋肉って、なに?
世の中、“裏”とつけば“危ない! ヤバイ!”って相場が決まっているもの(たとえば、“○本”とか“○ビデオ”とか……)。ということは、“裏”筋肉っていうのも、うふふふふ……。

“喝ーッ!”

“ひぃぃぃぃぃぃー!”
“煩悩が多すぎますよ、カドワキくん。『裏』の筋肉というのは、からだの後ろ側にある筋肉のことなのです!”
“なーんだ……”

ギラリとカドワキくんをにらみつけるフルカワ和尚。

“ご、ごめんなさい……”
“まずは、そのなかでスキーに有効な筋肉、臀部の筋肉をトレーニングすることにしましょうか!”

●

臀部って、どこ?
illust 臀部。英語でいうと“ヒップ”。つまり、おしりのこと。プニョプニョしてるから、脂肪ばっかりと思っていたら、その下にはちゃんと筋肉(大臀筋・中臀筋)があったのだ。


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