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| さてさて、試合当日……。 | ||
数週間後、絶好の草野球日和。ゲームは9回表、ツーアウト満塁。詩栞ちゃんごひいきのチームが5対4で1点のリード。そのマウンドに立つのはリリーフエースの大魔人、カドワキくん(たしかに、顔だけは……)! 第1球、投げた!
鍛えられた大胸筋を思う存分に使い、放たれるボール! “ドスッ!”……鈍い音があたりに響きわたり、デットボール! 押し出しの同点! “どうしてなんだ! ボールは速くなったのにコントロールが……” 団長 “ゴメン……[大胸筋]のトレーニングに夢中になって、下半身を鍛えるトレーニング(テニス編の[フォワードランジ]とか)するの忘れてたね……” 訓練生 “そんな……” なんとか同点で切り抜けて、9回裏……ワンアウト2塁。5対5、1打サヨナラのチャンス! バッターはカドワキくん! ピッチャー投げた! 思いっきり振られたバットが、ボールに向かって行く。 “ここで打たないと、終わっちゃうううううー!” つぶやく団長。“試合が? それとも詩栞ちゃんとのこと?” バットに当たるボール。が、そのボールの勢いに押されずにバットを振り抜こうとするカドワキくんのリスト! “うおおおおおおー!” ショートとサード、一歩も動けず! 鋭い当たりが外野を転々とする間に、2塁ランナーがホームイン! 6対5のサヨナラだー! “カドワキさーん! ステキー!” “やったあああー! フルカワ団長! 筋トレの成果が出ましたー!” |
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再びつぶやくフルカワ団長。“筋力きたえて、人助け……ね、カドワキくん”。 |
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