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| [大胸筋]と[前腕屈筋]……なるほど! | ||
| “最初のメニューは、水平に上げた上腕を、身体の内側に向かって動かすときに使われる[大胸筋]のトレーニングになるし、次のは、手首を曲げたり、内側にひねるときに必要になる[前腕屈筋群](橈側手根屈筋・長掌筋・尺側手根屈筋など)がきたえられるんだよね……” | ||
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カドワキ訓練生を見て、ニヤリとするフルカワ団長。 “ははーん! [大胸筋]はボールを投げるとき、とくに力強いスピードのある投球に関係してくるし、[前腕屈筋群]はリスト強化でボールとかを打つときに関係してるし、ピッチングとバッティング! さてはカドワキくん! 今回のスポーツは[野球]だね!” “そ、そうなんですよ……” |
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それにしても、どうして野球なの? |
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| すべては、前回のテニス編からはじまった。あのとき、ボクが最後にテニスしてた女の子が詩栞ちゃん(しおりちゃん。ちょっと、文学的な名前でしょ!)。集英社のマンガ家Mとのリターンマッチで、Mが締め切りで来れなくなり、1人で筋トレの成果を試すために壁打ちテニスしていたボクに、“いっしょにやりませんか?”って声をかけてくれたのが、この子なのだ!
“それで、どうして野球なの?” “じつは……” テニスが終わった後、ボクは(なんと!)詩栞ちゃんとお茶することになってしまったのだ! 緊張しながらもトークが進んでいく詩栞ちゃんとボク……。 “カドワキさんは、野球しますか?” “野球ですか?” スポーツを、“する”と“見る”でわけてみると、詩栞ちゃんにとって“する”スポーツはテニス・水泳・スキーなど、“見る”スポーツは、断然、野球なのだそうだ。とくに、野球でも、プロとかそういうんじゃなくて、日曜日の河川敷のグランドとかでやってる草野球がメチャ好み! そのごひいきチームのメンバーが足りないそうなのだ。 “ボク、野球少年で、甲子園めざしてたんですよ、ってつい言っちゃったんですよね……” カドワキ訓練生の肩をポンとたたくフルカワ団長。 “人間て、そういうとき、あるからね……” “……” ウルウルしながら、フルカワ団長にしがみつくカドワキ。 “フルカワ団長! 160キロなんて投げられなくてもいいんです! せめて、120キロちょい! ホームランなんて打てなくてもいいんです! せめて、内野の間を抜ける鋭い当たりのヒット! なんとかなりませんかあああー!” “わ、わかったから、なんとかしてみるから……このトレーニングして、実際にスピードガン測定で、10キロぐらいボールが速くなった選手もたくさんいるし、ヒットぐらいならなんとかなるかもしれないし、だから、離れて! 離れて(うっとおしいから)!” |
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