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01.頭と首
02.肩
05.胸と腹
06.腰03.肘
07.股関節と太股04.手首と指
08.膝
09.足:膝下
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n03_b a_b  知 っ て お き た い [ 構 造 ]
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  肘 の 構 造 は ど う な っ て い る ?


■肩と手先と結ぶ“ひじ”

肘関節は、骨っぽくとがった感じのからだのパーツで、関節のイメージとしては“武闘派”といえます。そのために古くから、“肘鉄をくらわせる”などと武器として、また座っているときに肘をつくなど、からだを支える手段として使われてきました。

肘関節が直接行う動きは、曲げ伸ばしのみですが、前腕の回内外や手首の運動にも間接的に関わっています。たとえていえば、肘は上司である肩と部下である手先をつなぐ腕の中間管理職であり、重要できびしい位置に置かれているのです。

スポーツにおいて考えてみても、肘は腕全体の動きやスピードをコントロールするかぎであり、腕の動きを生かすも殺すも肘しだいといっても過言でないほどです。一方、日常生活でも肘の役割は大きく、肘に問題があると食事やシャンプーなどもできなくなってしまいます。

このように大役を担っている肘ですが、デリケートな一面もあります。筋肉によるガードの弱い部分であり、外力による損傷を受けやすいのです。


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■肘の動きを理解するための基礎知識

●肘の動きに関する用語
伸展: 肘を伸ばす
屈曲: 肘を曲げる
回外: 小さく前へならえの姿勢をした際、
手のひらを上に向ける動き
回内: 小さく前へならえの姿勢をした際、
手のひらを下に向ける動き
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■肘前腕の回外と回内 a)前腕の回外 b)前腕の回内


●肘への外力の加わり方
外反: 肘に対して内側から外側に力が加わること
内反: 肘に対して外側から内側に力が加わること
過伸展: 肘が伸びた状態でさらに伸びる方向に加わる力
圧迫: ある部分を押しつけあう力
牽引: ある部分をひきはなす方向に引っ張る力


●肘の動き特有の“方向”
肘の内側: 手のひらを前に向けた
状態での小指側
肘の外側: 手のひらを前に向けた
状態での親指側


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■肘の構造を理解する鍵、“3”……肘の構造には、“3”という数字が重要な意味をもちます


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図1 ■肘の構造(右肘前面)
1:腕橈(わんとう)関節 2:腕尺(わんしゃく)関節 3:橈尺(とうしゃく)関節 4:上腕骨 5:尺骨 6:橈骨
図2 ■肘の靱帯
a)内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい)(左肘内側) b)外側側副靱帯(がいそくそくふくじんたい)(左肘外側)
1:上腕骨 2:尺骨 3:橈骨 4:肘頭(ちゅうとう) 5:内側上顆(ないそくじょうか) 6:外側上顆(がいそくじょうか)



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図3 ■回外、回内時の尺骨と橈骨の動き
肘から上(上腕部)を動かさない場合には……
1:肘側では、橈骨自体が回転する 2:手首側では、橈骨が尺骨のまわりを回る



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図4 ■肘のキャリングアングル
A:肘のキャリングアングル(正常では10〜15度) 1:上腕骨 2:尺骨 3:橈骨
●3本の骨:[図1・2参照]
1)上腕骨
2)尺骨(しゃくこつ)
3)橈骨(とうこつ)

●3つの関節:[図1参照]
1)腕橈(わんとう)関節: 上腕骨と橈骨のつくる関節
2)腕尺(わんしゃく)関節 上腕骨と尺骨のつくる関節
3)橈尺(とうしゃく)関節: 橈骨と尺骨のつくる関節

●3つの靭帯:[図2・3参照]
1)外側側副靭帯: 過度に内反しないように働きます
2)内側側副靭帯: 過度に外反しないように働きます
3)橈骨輪状靭帯: わっか状の靭帯で、このわっかの中を橈骨が回ります(図3)。回ることで起こる回内・回外の動きを制御しています
靭帯に損傷が起こると関節がゆるんでしまい、ぐらぐらするような不安定感を感じます

●3つの神経:
1)正中神経: 肘の前面を走る神経で、物を握ったり、つまんだりする筋肉を制御します
2)尺骨神経: 肘の内側を走る神経で、手首を曲げたり、手を握ったり開いたりする筋肉を制御します
3)橈骨神経: 肘の外側を走る神経で手首を反らせたり、指を伸ばしたりする筋肉を支配します
神経に問題があると、力が入りにくくなったり、しびれ、びりびり電気が走るような感覚が生じたりします

●3つのポイント:[図2参照]
肘の動きにかかわるポイントは3つあり、それぞれには特定の動きにかかわる筋肉が集まって腱となってついています。
1)上腕骨外側上顆: 手首をそらせたり指を伸ばす筋肉
 (じょうわんこつがいそくじょうか)
2)上腕骨内側上顆: 手首を曲げたり指を曲げる筋肉
 (じょうわんこつないそくじょうか)
3)肘頭(ちゅうとう) 尺骨の先端で、肘を伸ばす筋肉(上腕三頭筋)

●3つの関節の作る角:[図4参照]
肩・肘・手首がつくる角をキャリングアングルといい、一般的には少し外側に曲がっています。この角度が、極端に大きかったり小さかったりすると肘にかかる負担が大きくなり、傷害を起こしやすくなります。