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01.頭と首
05.胸と腹
02.肩03.肘
06.腰
04.手首と指07.股関節と太股08.膝
09.足:膝下
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n02_b e_b  段 階 ご と の [ 治 療 ]
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  外 傷 ・ 障 害 の 治 療 に あ た っ て は ?
 
[治療]

各部位に共通な一般的な治療法は、[イントロダクション]をご覧ください。ここでは、傷害を受けた肩のリハビリテーションを中心に説明します。

肩は大きな可動性をもつ複雑な構造の関節なので、リハビリテーションも傷害によって多岐に渡ります。肩の[外傷]の治療は保存療法(外科的処置を行わない治療法)と手術の両方が、[障害]の治療は保存療法が基本です。しかし障害の場合でも、保存療法で6か月程度様子をみても効果が得られない場合は手術を考えます。また、リハビリテーションは、筋力と関節の柔軟性の回復が主体となります。

*外傷

肩関節脱臼
医師によって整復されたら、10日〜4週間アームスリングで固定し、安静を保ちます。【02i・#1】
ここで安静を保つことによって、習慣性の脱臼を防ぎます。習慣性の脱臼では、肩関節のまわりの組織(関節包や靭帯など)がかなりいたんでいることが多く、手術が必要な場合もあります。

肩鎖関節脱臼
軽度のものは、1〜2週間アームスリングとテーピングにより固定し、痛みが軽減したら徐々に運動を開始します。重度のものはアームスリングで6〜8週間固定します。【02i・#2】
損傷の程度によっては、手術で鋼線などにより固定することもあります。

鎖骨骨折
アイシングを行ったうえで、軽度なものは、肩関節を支持し胸をはった姿勢を保つために、8の字にバンデージを巻きます。【02i・#3】
重度のものは、脱臼同様、鋼線などで固定する手術を行います。しかし、鎖骨は骨がつきにくい部分があるので、完全治癒しない場合があります。


*障害

インピンジメント症候群
受傷した腕の練習を減らすか、まったく中止します。軽いストレッチングのあとアイシングを行い、消炎鎮痛剤を適宜服用します。【02g・#1〜#5】
炎症がおさまったら三角筋とローテーターカフの筋力増強を開始します。場合によっては、烏口肩峰靭帯の部分的切除が行われることもあります。【02h・#2 / #5】

腱板損傷・断裂
まずは、肩関節の外転(からだから外側に離れる運動)と外旋(外側にねじる運動)を制限するためアームスリングで固定し安静にします。【02i・#1】
安静期間は損傷の程度や競技によってさまざまなので、ドクターとよく相談しましょう。
症状が落ち着いたら、軽いストレッチング【02g・#1〜#5】と筋力強化【02h・#2/#5】をはじめます。損傷部の修復とインピンジメントの改善のために手術を行うこともあります。

二頭筋腱損傷
初期はRICE治療と消炎鎮痛剤の服用が主になります。これが効かない場合、手術により靭帯を修復したり二頭筋腱を固定したりします。

関節唇損傷
二頭筋腱損傷と同じように、まずは保存的治療(外科的治療でない治療のこと)を優先的に行います。それが無効の場合は、手術により関節唇の修復や切除を行います。


肩の傷害全般にいえることですが、固定している間も、ハンドグリップ(握力をつけるための器具)を握ったり、腕のほかの部位を動かしたりしましょう(肘の曲げ伸ばし、肘の位置は変えずに手のひらを上に向けたり下に向けたりする)。また肩関節は動かさないようにしていろいろな方向に力を入れてみることも大切です。少し肩を動かしてもよくなったら、まず振り子のようにぶらんぶらん腕をまわすこと[図・参照]からはじめてください。肩以外の部位は積極的に動かしてください。
space 図 space 図
図 肩関節に力を入れる
space 力を抜いた状態で
 腕を前後に振る。
space 力を抜いて、腕を
 右回りと左回りに振る。